古明地洋哉ワンマンライブ#5―day one(1)
素晴らしいライブでした。
解き放たれたかのように、自由にカバーを演じておられました。
そのカバーたちに、次々と胸を打たれました。
今日の仕事中も、ずっと古明地さんの声の『かなしい兵隊』が頭の中でリピートしていました。
(でも正直に言って、ジェフ・バックリーの『サティスファイド・マインド』は「またか…」と思いましたが…)
また、「ma vie」「deep cold blue」「光だけが光じゃない」の3曲は、今回もやってくださいませんでした。このあたり、どう考えていらっしゃるんだろう…。#4でも、ツアーでもやってくださらなかったし…。
もう、聴けないのかな。
一曲だけ、聴いたことがない曲を演じて下さいました。『夜の冒険者』のツアーの最中に作られた曲だそうで、「stay on」のリフレインのあと訪れる、さわりのメロディーに、あたらしい古明地さんのフィーリングが漂っていて、素敵でした。
僕もメールでリクエストしたんですけど、歌ってくださらなかったなあ。
たくさん、リクエストに応えていらっしゃって、「次はリクエストにあった曲で」とおっしゃるたびに、恐れにも似た希望に、胸がどきどきしたんですが。ついにアンコールまで望みは叶わず…。
リクエストを複数曲、したためたのは、むろん全部やってほしいなんて大それた望みからではなく、一曲でもやって下さるとうれしい、という思いからだったのですが、さすがに終演後、胸の穴をさびしい風が吹き抜けてくのを感じました。
はあ…。
(つづく)